〜〜〜有意注意〜〜〜

ホームで働き始めてから間もなく三年が経とうとしていますが、仕事を通して自分がどれだけ成長したのかと思いますと、まだまだ支援者としての中途半端さを自覚しないではいられません。

振り返りますと最初の日に、当ホームの廊下の壁に掲げられた年季の入った標語が目に留まりました。

それには「有意注意」という聞きなれない言葉が掲げられてありました。

その言葉には「常に神経を鋭く行き渡らせ、どんな些細なことも気を込めて取り組みミスを未然に防ぎます。」という「約束」が添えられております。

この約三年間、筆者にはミスが全く無かったと言えば嘘になります。

もちろん人のやることですから完全にミスをしないということなど出来ようもなく、今の筆者はこの「約束」もそんな不可能なことを要求しているのではないだろうと解釈しています。

このブログを書くにあたって、あらためて「有意注意」をもってこの「約束」を読み返してみますと、あるキーワードに気づかされました。

それは「気を込めて」という言葉です。

「こころを込めて」と換言してもよいでしょう。

この「気」や「こころ」こそが、ロボットではどうやっても真似のできない、血の通った人間ならではの機能なのだと言えます。

「こころを込めて」仕事をすれば、致命的なミスを予防することもできるのではないかと思います。

お一人おひとりのご利用者様のお顔を思い浮かべながら、これから先も「こころを込めて」サービス提供に取り組んでいきたいとの思いをあらたにしました。

by M. S.